【あとがき】二月のストーブ

「二月のストーブ」のあとがきです。

 

小学生の頃、学年は覚えていませんが、ストーブの前の席になったことがありました。

 

 教室の一番右側の一番前の席。

冬だったのでストーブはいつも温風を吐き出していて、足を伸ばすと熱いくらいでした。

教室は広いので、ストーブはいつも唸るような作動音を響かせながらどんどん空気を暖めていたのです。

 

そんな冬の日、いつだったか夜暗くなった窓をじっと1人で見ていた事がありました。

暗い世界に、マンションや民家の灯りをポツポツと眺めていると、何故だかとても不安な気持ちになったことを覚えています。

この作品を読み返すと、そんな記憶が蘇ってきます。

 

 

この作品は僕が初めてHPに公開した作品です。

元々学生の頃に作っていたものを組み直したもので、「彼女」をそっと見守るような気持ちで書きました。

 

日常のほんの一部分を切り取ることに大きな楽しさを感じる作品です。

読んで頂いた方の脳裏には、どのような情景が浮かんでいるのでしょうか。

 

もしお時間があれば、一読いただけると嬉しいです。

よろしくお願いいたします。

 

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Profile:genki
HP:カンチェンジュンガ
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良かったらお立ち寄りください。
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